本当はもういっぱいいっぱいなのに、「大丈夫」と笑ってしまう。誰かに頼めば楽になるとわかっていても、迷惑をかけるのがこわくて、結局ひとりで全部やってしまう。夜になって、どっと疲れが押し寄せてくる。そんな毎日を過ごしている方もいると思います。

先にお伝えしたいのは、人に頼れないのは、あなたが不器用だからではなく、まわりの人を大切に思っているからだということです。この記事では、頼れない気持ちの理由と、少しずつ「助けて」を言えるようになるための練習の方法をお伝えします。

頼れないのは、やさしさの裏返し

人に頼れない人の多くは、相手の負担を自分のことのように感じられる人です。「忙しそうだから悪いな」「こんなことで頼ったら迷惑かな」。そうやって相手を思いやるうちに、自分の「助けて」を、いつも後回しにしてしまうのです。

また、これまでひとりでがんばってきた経験が長いほど、「頼る」という選択肢そのものが思い浮かばなくなることもあります。頼れないのは、あなたの性格の欠点ではなく、長いあいだ、ひとりでがんばることで自分を守ってきた証なのかもしれません。

「頼る」と「迷惑をかける」は、同じではない

頼れない気持ちの奥には、「頼ること=迷惑をかけること」という思いこみがあることが多いものです。

頼れない人が思いがちなこと実際によくあること
頼ったら、相手の負担になる頼られると、うれしいと感じる人は多い
自分でやるのが当たり前分け合ったほうが、早く・うまくいくこともある
弱いところを見せたら嫌われる弱さを見せてくれた人に、親しみを感じることもある

あなたが誰かに頼られたとき、「迷惑だな」と思うでしょうか。きっと、「頼ってくれてうれしい」と感じるはずです。相手もまた、同じように思っているかもしれません。

小さく頼る練習の3つの手順

1. 「ちょっとだけ」のお願いから始める

いきなり大きなことを頼む必要はありません。「この資料、一度だけ目を通してもらえる?」「ちょっと話を聞いてもらってもいい?」くらいの、小さなお願いから始めてみてください。小さな「ありがとう」を積み重ねるうちに、頼ることへの怖さが少しずつ薄れていきます。

2. 理由を全部説明しなくていい

頼るときに、「なぜ自分ではできないのか」を長々と説明したくなることがあります。でも、「今ちょっと余裕がなくて」のひとことで十分です。あなたが頼ることに、立派な理由はいりません。

3. 頼る相手を、ひとり決めておく

誰にでも頼れるようになる必要はありません。「この人には話せる」という人を、ひとりだけ心の中で決めておいてください。いざというときに、頼る先が思い浮かぶだけで、心はずいぶん軽くなります。

カードが教えてくれること:太陽

タロットに「太陽」というカードがあります。明るい太陽の下で、子どもが馬に乗り、両手を広げて笑っている絵です。このカードは、ありのままの自分を、まっすぐに表に出すよろこびを表しています。

この子どもは、何も隠さず、何も背負わず、自分のままでそこにいます。太陽の光は、強い人にも弱い人にも、同じように降りそそいでいます。

がんばっている姿だけでなく、疲れている姿も、助けてほしい気持ちも、あなたの大切な一部です。少しだけ心をひらいて、まわりの光を受けとってみてください。

今日、あなたに伝えたいこと

人に頼れないのは、それだけまわりを思いやってきた証拠です。そのやさしさを、今度は少しだけ自分にも向けてあげてください。

頼ることは、弱さではありません。人と人が支え合うための、自然なことです。あなたが誰かを支えてきたように、あなたも誰かに支えられていいのです。

ここまで読んでくださったあなたは、きっと今日も、たくさんのことをひとりでこなしてきたはずです。明日、ほんの小さなことでいいので、誰かに「ちょっとだけお願い」をしてみてくださいね。

毎月の巡りを九星とタロットで読む月だより「九つの星と、一枚のカード」も、noteで書いています。今月の流れを知るきっかけに、のぞいてみてください。

この記事は、同じように悩む方に向けて書いたものです。今のあなたに合うところだけ、受け取ってくださいね。占いは答えではなく、気持ちを整えるための小さな灯りとして使っていただけたらうれしいです。