仕事でミスをしてしまった日は、家に帰ってからも、その場面が何度も頭の中でくり返されます。「どうしてあんなことをしたんだろう」「みんなにあきれられたかもしれない」。布団に入っても、胸のあたりがずっと重たいまま。そんな夜を過ごしている方もいると思います。
先にお伝えしたいのは、ミスをして落ち込むのは、あなたが仕事にいいかげんだからではなく、責任感を持って向き合っているからだということです。この記事では、ミスを引きずってしまう理由と、気持ちを切り替えて明日へつなげる方法をお伝えします。
ミスを引きずってしまうのは、まじめな人ほど
ミスをしたあとに強く落ち込むのは、「ちゃんとやりたかった」という気持ちがあるからです。どうでもいい仕事なら、ここまで悩むことはありません。落ち込みの深さは、あなたが仕事を大切にしている深さでもあります。
ただ、落ち込みが長く続くと、「私は仕事ができない人間だ」と、ひとつのミスがあなた自身の評価にすり替わってしまうことがあります。ミスは「起きた出来事」であって、「あなたそのもの」ではありません。
「ミスの大きさ」は、夜になるほど大きく見える
疲れた夜は、同じ出来事でも、実際より重く見えやすいものです。
| 夜の頭の中で起きていること | 実際に多いこと |
|---|---|
| 「みんなに失望された」 | まわりは翌日には、ほとんど気にしていない |
| 「取り返しがつかない」 | 多くのミスは、対応すれば取り戻せる |
| 「また同じことをする」 | 原因がわかれば、防ぐ方法も見つかる |
もちろん、ミスの中には本当に大きなものもあります。それでも、夜の頭の中で膨らんだミスは、朝になると少し小さく見えることが多いのです。今夜感じている重さは、疲れのせいで大きくなっている部分もある。そう知っておくだけで、少し楽になります。
失敗を明日へつなげる3つの手順
1. 「起きたこと」と「次にすること」だけを書き出す
ミスのことを考えるとき、気持ちと事実が混ざると、ぐるぐると同じところを回ってしまいます。紙に「起きたこと」と「明日すること」の2つだけを書いてみてください。感情ではなく、行動に目を向けると、考えが前に進みはじめます。
2. 自分にかける言葉を、後輩にかける言葉に変える
もし後輩が同じミスをして落ち込んでいたら、あなたはどんな言葉をかけるでしょうか。「誰にでもあるよ」「次に気をつければ大丈夫」と言うはずです。その言葉を、今夜は自分にかけてあげてください。
3. 今日できたことを、ひとつ思い出す
ミスをした日にも、ちゃんとできたことはあります。期限どおりに終わらせた仕事、誰かにかけたひとこと、最後まで投げ出さなかったこと。ミスだけを見るのではなく、できたことにも目を向けてみてください。
カードが教えてくれること:ペンタクルの8
タロットに「ペンタクルの8」というカードがあります。ひとりの職人が、金貨の形をした作品を、ひとつずつていねいに彫り続けている絵です。このカードは、コツコツと積み重ねていく努力と、上達していく道のりを表しています。
よく見ると、職人のまわりには、いくつもの作品が並んでいます。そのすべてが完ぺきな出来ばえだったわけではないでしょう。うまくいかなかったものも含めて、くり返し手を動かしてきたからこそ、職人の腕は少しずつ磨かれていったのです。
今日のミスも、あなたが職人としての腕を磨いていく途中の、ひとつの作品です。失敗した作品があるからこそ、次の作品はもっとよくなります。
今夜、あなたに伝えたいこと
ミスをして落ち込むのは、それだけあなたが仕事に真剣に向き合っている証拠です。その誠実さは、まわりの人にも、ちゃんと伝わっています。
ひとつのミスで、これまで積み重ねてきたあなたの努力が消えてしまうわけではありません。あなたの価値は、今日のミスでは決まりません。
ここまで読んでくださったあなたは、今日、きっとミスのあとも、逃げずに最後まで仕事をやりきってきたはずです。それだけで十分です。今夜はもう、仕事のことは考えなくて大丈夫。温かいものを飲んで、ゆっくり休んでくださいね。
もし、ミスのことで眠れない日や、職場に行くのがこわい日がずっと続いているなら、それは心と体が「少し休ませて」と伝えているサインかもしれません。ひとりで抱えこまず、信頼できる人やお医者さんの力を借りることも、自分を守る大切な方法です。
毎月の巡りを九星とタロットで読む月だより「九つの星と、一枚のカード」も、noteで書いています。今月の流れを知るきっかけに、のぞいてみてください。
この記事は、同じように悩む方に向けて書いたものです。今のあなたに合うところだけ、受け取ってくださいね。占いは答えではなく、気持ちを整えるための小さな灯りとして使っていただけたらうれしいです。

