仕事も、家のことも、人づき合いも、ちゃんとやらなきゃと思ってしまう。少しでもうまくいかないところがあると、できたことよりも、できなかったことばかりが目に入る。気づけば、いつも心が休まらない。そんな毎日を過ごしている方もいると思います。
先にお伝えしたいのは、完璧主義で疲れてしまうのは、あなたがまじめに、ていねいに物事と向き合ってきたからだということです。この記事では、完璧主義が生まれる理由と、「ちゃんとしなきゃ」をやさしくゆるめる小さな練習をお伝えします。
完璧を目指すのは、それだけ大切にしているから
完璧主義の人は、自分のやることに、きちんと責任を持とうとする人です。人に迷惑をかけたくない、期待にこたえたい、いいものを届けたい。その思いは、とてもすてきなものです。
ただ、いつも100点を目指していると、80点の自分を「足りない」と感じてしまいます。本当は十分にがんばっているのに、自分ではそれを認めてあげられない。そこに、疲れの正体があるのかもしれません。
「完璧」と「十分」の違いを知る
| 完璧を目指すとき | 十分を目指すとき |
|---|---|
| 足りないところを探してしまう | できたところに目を向けられる |
| 終わりが見えず、ずっと気が抜けない | ここまでできたら合格、と区切りがある |
| 自分にも人にも厳しくなりやすい | 自分にも人にもやさしくなれる |
「十分」は、手を抜くことではありません。必要なところにしっかり力を使い、それ以外は少し肩の力を抜く。そのほうが、長く続けられて、結果的にいいものが生まれることも多いのです。
「ちゃんとしなきゃ」をゆるめる3つの練習
1. 「今日の合格ライン」を先に決める
始める前に、「今日はここまでできたら合格」というラインを決めてください。100点ではなく、70点くらいで大丈夫です。合格ラインを越えたら、それ以上は「おまけ」と考えましょう。
2. 「できなかったこと」の横に「できたこと」を書く
一日の終わりに、できなかったことが気になったら、その横にできたことを3つ書き出してみてください。小さなことで構いません。自分ががんばった跡が、目に見える形で残ります。
3. 人に任せる練習をする
完璧主義の人は、「自分でやったほうが早い」と、なんでも抱えこみがちです。小さなことから、人に任せてみてください。自分とやり方が違っても、それでうまくいくことも、案外多いものです。
カードが教えてくれること:ペンタクルの2
このテーマで思い浮かぶのが、タロットの「ペンタクルの2」というカードです。ひとりの人が、ふたつの金貨を軽やかに持ちかえながら、楽しそうにバランスをとっている絵です。このカードは、しなやかにバランスをとりながら、変化を楽しむ力を表しています。
この人は、ふたつの金貨をきっちり止めているのではなく、ゆらゆらと動かしながら、うまくバランスをとっています。完ぺきに止めようとするより、少しゆれるくらいのほうが、かえって長く続けられるのかもしれません。
全部をきっちり整えなくても大丈夫。少しゆれながらでも、あなたはちゃんと前に進んでいます。
今日、あなたに伝えたいこと
完璧主義で疲れてしまうのは、それだけあなたが一生懸命に生きてきた証です。そのまじめさは、あなたの大切な力です。
でも、いつも100点でいる必要はありません。80点の日も、60点の日も、あなたの価値は少しも変わりません。
ここまで読んでくださったあなたは、きっと今日も、たくさんのことをていねいにこなしてきたのだと思います。今日はもう、「十分がんばった」と、自分に合格をあげてくださいね。
毎月の巡りを九星とタロットで読む月だより「九つの星と、一枚のカード」も、noteで書いています。今月の流れを知るきっかけに、のぞいてみてください。
この記事は、同じように悩む方に向けて書いたものです。今のあなたに合うところだけ、受け取ってくださいね。占いは答えではなく、気持ちを整えるための小さな灯りとして使っていただけたらうれしいです。

